「無料で点検」のはずが、浄水器を買うハメに…点検商法にご注意ください
(平成26年6月12日 独立行政法人国民生活センター 見守り新鮮情報第191号より)
点検商法とは、「無料で点検」などを口実に訪問し、点検後に事実と異なることを言って、消費者の不安をあおり、商品やサービスを購入させる商法です。
広島県内の消費生活相談窓口に寄せられている点検商法に関する相談で多い商品・サービスは、布団、床下換気扇、浄水器、シロアリ駆除、屋根工事等です。
「特別に値引きする」などと言葉巧みに契約を迫るケースもありますので、くれぐれもご注意ください。
事例
突然「浄水器は点検が必要です。無料でできます」と電話があった。10年前に買った古い浄水器を使っており、無料ならよいと思い、来てもらうことにした。その日の夕方男性が来て、点検後、「サビだらけなので買い換えたほうがよい」と新しい浄水器の購入を勧めた。50万円と高額だったので断ったところ、「本社と交渉したら、特別に38万円になった」と迫られたため、契約してしまった。3日後に集金に来る予定になっている。一人住まいで、高額な契約をしたことが心配で夜も眠れない。
消費者へのアドバイス
★業者を安易に家の中に入れないようにしましょう。
★「特別に値引きする」などと言葉巧みに契約を迫られても、その場で契約せず、いったん帰ってもらい、家族や周囲の人に相談しましょう。必要なければきっぱり断ることも大切です。
★契約してしまっても、クーリング・オフや契約の取り消し等ができる場合があります。最寄りの市町又は県の消費生活相談窓口に相談しましょう。
平成26年6月12日 独立行政法人国民生活センター 見守り新鮮情報第191号はこちら
点検商法について、詳しくはこちらをご覧ください(広島県ホームページ)
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/41/tenkensyouhou.html