消費者トラブル撃退!“だまされん”って思っとらん? Vol.7
広島県生活センター 「消費者トラブル勉強ノート」より
消費者トラブルに巻き込まれないようさまざまな事例と対策を学びましょう。
情報化社会の今、悪質業者も日々新しい商品や手口を考え、高齢者の財産などを狙っています。被害を未然に防止するためには、自分自身が消費者トラブルについて関心を持って学ぶことが大切です。広島県生活センター発行の「消費者トラブル勉強ノート」より、さまざまな事例を紹介します。
事例⑦ 海外ネット通販トラブル
通販サイトで高級ゴルフクラブを購入したが商品が届かない。
ゴルフ好きのTさんは、インターネットで他より安く高級ゴルフクラブを販売しているサイトを見つけました。すぐに注文し、お金を振り込みましたが、数日経っても商品が届きません。問い合わせのメールの返信には不自然な日本語表現もあり、Tさんは不安になってきました。返金してほしいと思いましたが、業者とは連絡がとれなくなってしまいました。
通販での前払いは、トラブルになった時の救済が困難!
前払いで支払っている場合、業者に「返金」させるのは困難です。
連絡手段がメールのみの場合、交渉すらできないこともあります。
ポイント1 利用しようとするサイトが信頼できる業者のものかどうか、事前に所在地や連絡先を確認することが大切です。
ポイント2 サイトの日本語表記が不自然なときは注意が必要です。海外事業者とのトラブルの解決は極めて困難です。