消費者トラブル撃退!“だまされん”って思っとらん? Vol.14
広島県生活センター 「消費者トラブル勉強ノート」より
消費者トラブルに巻き込まれないようさまざまな事例と対策を学びましょう。
情報化社会の今、悪質業者も日々新しい商品や手口を考え、高齢者の財産などを狙っています。被害を未然に防止するためには、自分自身が消費者トラブルについて関心を持って学ぶことが大切です。広島県生活センター発行の「消費者トラブル勉強ノート」より、さまざまな事例を紹介します。
事例⑭ 開運商法の訪問販売トラブル
「このままでは不幸になる」と言われ、災いが来なくなるという高額な表札を契約。
Fさん宅に突然男性が訪問してきました。最初は世間話をしていたので、何をしに来たのか分かりませんでしたが、そのうち「この表札では不幸になる。いい表札を掛ければ災いが来なくなる」といって表札を勧め始めました。高額だからと断っても「すぐに払わなくてもいいから」などとしつこく勧誘を続けたため、Fさんは根負けして契約してしまいました。
不安をあおるような言葉に要注意!
誰しも不安はあるもの。しかし、お金を払うことで不運が避けられたり、運が開けてくることはないと理解しましょう。
ポイント1 表札、数珠などの商品だけでなく、高額な祈祷料を要求される場合もあるので注意しましょう。訪問販売は8日以内ならクーリング・オフができます。
ポイント2 勧誘されてもすぐに契約しないことです。まずは家族や友人に相談してみましょう。