高齢者が被害に遭いやすいトラブル ~インターネット編②~
2017年3月 広島県生活センター「ひろしまスクエアNo.42」より
スマートフォンやタブレットの普及に伴い、通信端末やインターネットを使い積極的に消費活動を行う「アクティブシニア」が増加し、60歳代を中心に、インターネットを利用したコンテンツの料金請求やインターネット通販に関するトラブルの相談が多く寄せられています。
最近相談の多い事例を、広島県生活センター発行の「ひろしまスクエア」から紹介します。
光回線勧誘トラブル
相談内容
大手通信会社を名乗って「利用料が月額2,000円安くなる」と電話があった。現在契約している光回線のプラン変更だと思ったので了承し、指示通りパソコン操作を行った。後日知らない会社から書類が届いた。家族に相談したら光回線とプロバイダの会社が変更になっているとわかった。実際は安くなっていないし、ネットでの評判も良くないので元に戻したい。(70歳代 男性)
アドバイス
★NTT東日本とNTT西日本(NTT東西)が光回線サービスの卸売を始めています。多くの事業者が光回線だけでなく、独自サービス等をセットにして販売するなど、契約内容が多様化、複雑化しています。
光卸はNTT東西との契約ではなく、NTT東西から光回線サービスの卸売を受けた事業者との新たな契約です。契約の相手方をきちんと確認しましょう。
★「安くなる」などと言われても、他のサービスとのセット契約でかえって高額になったり、現在契約しているサービスの解約料金が発生したりする場合があります。現在の契約内容を理解した上で検討しましょう。
2017年3月 広島県生活センター「ひろしまスクエアNo.42」はこちらから