室内熱中症対策ポイント
熱中症というと、日差しのある屋外で発生するイメージを持たれる方が多いかもしれませんが、熱中症で病院に運ばれる方の4割が室内で発症しています。どのように対策すればよいでしょうか?
室温を適切に保つ
★温湿度計を設置して、自分のいる環境について気にかけましょう。
★室温28度、湿度60%以下になるようエアコンを使用しましょう。エアコンがない場合は扇風機や二か所の窓を開けるなど、風通しを良くしましょう。
★遮光・遮熱機能のあるカーテンやシェード、すだれやよしずなども活用し、快適な室内環境を保ちましょう。日中の間に壁に熱が蓄積して、室温が夜間に上がっていることも多いそうです。
★夜間外気温が下がった場合は、防犯対策を考慮のうえ、窓を開け外の空気を室内に取り込みましょう。就寝の際は、扇風機で足元からそよ風程度の風を送るのが効果的のようです。
★放熱性、通気性、乾燥性などについて寝具の素材も考慮しましょう。
こまめな水分補給を
★のどが渇いていなくてもこまめに水分を取りましょう。特に高齢者はトイレの回数を気にし、水分摂取を控えてしまうこともあるので、周囲の人の声掛けが大切です。
★寝る前や入浴前後にはコップ一杯の水か麦茶を飲みましょう。寝ている間にも汗をかいており、水分が失われています。
★お茶やビールは利尿作用があり、水分補給には適していません。
★汗を大量にかいたときは塩分補給も重要です。
(消費者庁イラスト集より)
その他気を付けたいこと
★睡眠不足や体調不良、栄養不足も熱中症になる危険を高めます。適度な運動、バランスの良い食事などで生活リズムを整え、丈夫な体を作りましょう。
★自分も家族も「なるかもしれない」とお互いに気にかけ、時には離れた家族にも声掛けをしましょう。