2024年11月19日 独立行政法人国民生活センター公表資料等より
フィッシング詐欺とは、クレジットカード会社や、宅配業者、通販サイトなどの実在する組織を騙るメールやSMSを送信し、クレジットカード番号、アカウント情報(ユーザーのID、パスワード)、住所、氏名、口座番号等の個人情報を詐取する手口です。カードを不正利用されるなどの被害が多く発生しています。
相談事例
今日、銀行で預金を出金しようとして残高が少ないことに気が付いた。確認をしたら昨日、銀行口座から不正に10万円が送金されていた。昨日、自分が使っている銀行を名乗った利用制限に関するSMSが届き、口座番号、暗証番号、口座名義人、生年月日を入力したことが原因だと思った。すぐに銀行に相談をして口座の利用を停止したが、今後どう対処すればよいか。
(2024年10月受付 20歳代 男性)
消費者へのアドバイス
★日頃利用している事業者や公的機関などからのSMSやメールを見るときでも、まずフィッシング詐欺を疑い、記載されているリンクにはアクセスせず、以下の点を心がけましょう。
- 事前にブックマークした正規のサイトや、正規のアプリからアクセスする。
- 事前のブックマークがない場合や、少しでも不安に思う点があれば、事業者等の正規のサイトでフィッシング詐欺に関する情報がないか確認する。
- もしメールのリンク先にアクセスしても、安易にクレジットカード番号を入力しない。
★フィッシングサイトに情報を入力してしまったら、同じID・パスワード等を使い回しているサービスを含め、すぐに変更し、クレジットカード会社や金融機関などに連絡しましょう。
★日頃から次の対策をしておきましょう。
・セキュリティソフトや携帯電話会社の対策サービス等を活用する。
・ID・パスワードの使い回しをしない。
・クレジットカードやキャリア決済、インターネットバンキングの利用明細はこまめに確認する。
あわせて、利用限度額を確認し必要最低限の金額に設定する。
日本クレジットカード協会からの注意喚起
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