2021年2月16日 独立行政法人国民生活センター公表資料より
悪徳業者は高齢者の心理につけこみ言葉たくみに近づきます。高齢者心理を理解して消費者トラブルから高齢者を守りましょう。
高齢者の抱える不安
★お金の不安
「必ずもうかる」といううたい文句を信じ契約をしてしまいます
★健康への不安
「万病に効く」といううたい文句で高額な商品を購入してしまいます。
★孤独への不安
やさしい言葉で語りかけてくれる販売員を「親切な人」と感じ信用します。
他にもこんな特徴が
★誇りが相談をはばむ
「騙された自分が悪い」と自らを責め、隠したりして相談せずにいます。
★被害に遭ったことに気づかない
判断力が低下し、自分がだまされていることに気づかないことがあります。
★複数の被害にあっている
悪質業者があの手この手で契約を迫り、複数の被害に遭うことがあります。
★被害金額が高額である
老後のための[貯金]を持っているので不当に高い商品を売りつけられます。
「あれ?」と思ったら、こんな声掛けを
◆何かお困りですか?
◆本当に信用できる業者ですか?
◆誰にでも起きることですよ。心配しないで!
◆解決法を一緒に考えましょう!
適度な距離を保った周囲の人のさりげない見守りで、高齢者の消費者被害を防ぎましょう。
被害に遭ってしまった、不安なことがあるなどの際には、消費者ホットライン(電話番号188)など専門機関への相談を勧めましょう。