健康器具など新しく購入した商品をたくさん見つけて

日用品の無料配布や格安販売をしながら、巧みな話術で会場を盛り上げ、高価な商品を買わせる催眠商法に気を付けましょう。

事例

実家の母が施設に入所し、家の荷物を整理していたところ、山積みの荷物があり、何十万円もするサプリメントや、健康器具など総額100万円を越える領収書が出てきました。母に尋ねると、路上で「無料でパンを配っている」と声を掛けられ、近くの会場に案内されたそうです。会場内では健康によい話をしてくれ、しかも来場者には粗品をくれるので、毎日のように出掛けていたようです。親しくなった販売員から、「今なら特別価格」「元気になる」「安眠できる」「新製品」だなどと、勧められるままに次々と購入してしまったようです。

気づきのポイント

★頻繁に出掛けては、何か購入してくるようだ。
★布団や健康器具、健康食品など見慣れないものがある。
★お金に困っている様子がある。 

トラブルの特徴

★会場に人を集め、最初は無料や安価で食料品などを配り、雰囲気を盛り上げた後、高額な商品を買わせます。
★何度も通わせて信頼関係を築いてから購入させることもあります。
★健康に関する話題など高齢者に関心がある話を聞くことができることから、楽しんで通っている様子が見受けられることもあります。

アドバイス

★契約書を受け取ってから8日間はクーリング・オフができる可能性があります。また、その期間が過ぎても、本来標榜できない効能効果をうたった勧誘で契約した場合や、過量に販売されていた場合は、契約の取り消しが可能なこともあるので、速やかに最寄りの消費生活センター等に相談してください(消費者ホットライン188)。
★見守る方は、地域の様子にも気を配り、必要な場合は本人に声をかけてみましょう。

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