不安をあおって契約させる浄水器の訪問販売に注意!

2022年広島県ホームページ 広島県消費者啓発情報 よくある相談事例より

自宅に訪問してきた業者に水質検査を勧められて応じたところ、「この水は身体に悪い」と不安をあおられ、高額な契約をしてしまったという相談が寄せられています。

事例

一人暮らしをしている息子のマンションに知らない業者が訪問してきて、「管理会社から委託され、マンションの水質検査をしています。」と言われたので、招き入れた。水道から水を汲み、試験薬を入れ水の色が変わったものを見せられ、「カルキが異常に多い。浄水器を設置したほうがよい。」と説明された。一旦は断ったようだが、結局浄水器をクレジット払いで契約してしまったようだ。クーリング・オフしたい。

消費者へのアドバイス

★突然の来訪者には、ドアを開ける前に会社名・担当者名や来訪目的を確認し、「管理会社(公的機関)から 委託された(頼まれた)」と業者が訪ねてきた場合も、念のため、直接管理会社(公的機関)に確認しましょう。

★雑菌の繁殖を抑えるため、水道水には塩素が入っています。そのため色が変化しますが、それを水質が悪いように見せかける悪質業者もいるため注意しましょう。

★訪問販売で契約をした場合は、施工後であっても契約書面を受け取った日を含めて8日以内であればクーリング・オフが可能です。

★販売会社とクレジット(ローン)会社の両方にクーリング・オフ通知を出し、取り付けられた浄水器の引き取りを求めましょう。引き取り費用は販売会社が負担することとされています。

◆ 困ったときは、お住まいの自治体の消費生活センター(消費者ホットライン188)等にご相談ください。

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