代引き配達を悪用したネット通販トラブルが増加!

2023年4月26日 独立行政法人国民生活センター公表資料より

インターネット通販における「偽物」に関する相談のうち″代金引換サービス″(以下、代引き配達)の利用によるトラブルが増加しています。“代引き配達”で宅配業者等に代金を支払って商品を受け取ってしまうと、後で商品が「偽物」だとわかっても宅配業者からの返金は困難です。

事例

★“代引き配達”で宅配業者に代金を支払った後に商品が「偽物」だった。宅配業者に相談したが「荷物を開封した後は受け取り拒否にはできない。返金はできない」と言われた。通販サイトの画面は残しておらず、販売業者の情報はメールアドレスしかわからない。
★SNS上の広告をきっかけに大幅に値引きされたブランド品を注文したところ、「偽物」が届いた。
★大手通販サイトに出店している販売業者に、クレジットカード払いで注文したはずが“代引き配達”で「偽物」が届いた。

ひとこと助言

★“代引き配達”しか選択できない通販サイトや“代引き配達”に一方的に変更される通販サイトで「偽物」が届くケースが多くみられます。
★大手通販サイト(プラットフォーム)上の取引で、販売業者から一方的にキャンセルされ“代引き配達”で送ると連絡があっても、取引や支払いはせず、大手通販サイト(プラットフォーム)に連絡しましょう。
★「偽物」が届く通販サイトの特徴を知って、少しでも怪しいと感じたら取引しないようにしましょう
 「偽物」が届く通販サイトの特徴
   ・大幅な値引き。
   ・日本語の字体や文章表現がおかしい。
   ・販売業者の名称や住所、電話番号が虚偽表示や表示されていない。
   ・代引き配達の送り状の「依頼人」が販売業者と異なっている。

◆不安に思った場合や、トラブルが生じた場合は、すぐに最寄りの消費生活センター等へ相談しましょう。

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