海外に行くなら必見! ESTA等の電子渡航認証トラブルあるある

2024年2月20日 独立行政法人国民生活センター公表資料より

「ESTA(エスタ)」とは2009年1月より導入された、アメリカ国土安全保障省による電子渡航認証システム(いわゆる電子ビザ)の名称です。他にカナダのeTA(イータ)、オーストラリアのETA(イータ)、2025年からはヨーロッパの一部の国でETIAS(エティアス)の導入が予定されているなど、電子渡航認証が必要な渡航先が増えてきています。

相談事例

★ESTAを申請するためインターネットで申請サイトを検索した。検索結果の一番上に表示されたサイトで申請したら、申請代行サイトだったため代行手数料を請求された。

★オーストラリアに旅行に行くことになり、ETAを申請するため、インターネットで検索したサイトで約8,000円をクレジットカードで支払ったが、その後、一緒に旅行にいく友人から、1,000円前後でETAを申請したと聞いた。キャンセルできないか。 

トラブル防止のポイント

★ESTA申請は、アメリカ国土安全保障省のウェブサイトを通じて行います。費用は21ドルです(2022年5月26日現在)。このESTAの申請手続きについては、公式のウェブサイトから直接申請することができますが、申請手続きを代行する民間のサービスもあります。

★多くの申請代行サイトは海外の事業者である場合も多く、また「申請手続き後のキャンセルには応じない」旨が利用規約に定められています。このため、一度、申請手続きを行うと、解約・返金の交渉は困難です。

★気づいてからではキャンセルが困難です。申し込みの前に、相手方や料金、キャンセル条件などの契約内容を十分に確認しましょう。

◆少しでも不安に思ったら早めに消費生活センターや越境消費者センターに相談しましょう。

*消費者ホットライン「188(いやや!)」番

最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。

海外の事業者との間での取引でトラブルにあった消費者のためのオンラインの相談窓口です。

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