2024年4月25日、2023年4月26日独立行政法人国民生活センター公表資料より
インターネット通販における「偽物」に関する相談が多数寄せられ、そのうち“代金引換サービス”(以下、代引き配達)の利用によるトラブルも増加しています。(消費者庁イラスト集より)
事例
★SNSで広告を見たサイトで国産のドライいちごを注文したが、届いた商品は外国産で粒も広告に比べて小さかった。業者に電話をしたが繋がらない。
★SNSで広告を見たサイトで国内の有名店の国産干し柿が6割引きで出ていたので注文した。今日、代引きで届いたが、中身は外国産の偽物だった。
消費者へのアドバイス
★“代引き配達”しか選択できない通販サイトや“代引き配達”に一方的に変更される通販サイトで「偽物」が届くケースがみられます。
★トラブルの入り口は“SNS上の広告”が目立っています。
★“代引き配達”の場合、消費者は宅配業者に代金を支払って荷物を受け取り、開封して初めて商品を確認することになるため、代金を支払う前に商品が「本物」か「偽物」かを確認することができません。
代金を支払った後に商品が「偽物」とわかって、宅配業者等に返金を求めても返金されません。
★支払いが代引きの場合、送り状の「依頼人」を確認し、注文した販売業者と違ったり、不審な点がある場合は、代金を支払わず、商品の受け取りを拒否しましょう。
販売業者から一方的にキャンセルされ“代引き配達”で送ると連絡があっても、取引や支払いはせず、大手通販サイト(プラットフォーム)に連絡しましょう。
★購入前にサイト内に販売業者の所在地や連絡先が表示されているか、価格が異常に安くないか、日本語が不自然でないかなどに注意して注文しましょう。
◆不安を感じたり、困ったときは、お住まいの自治体の消費生活センター(消費者ホットライン188)等に早めにご相談ください。