2024年6月18日 独立行政法人国民生活センター公表資料より
車の売却は、特定商取引法におけるクーリング・オフの対象外です。
いったん契約をすると、原則として契約書の内容に拘束されますので、契約を締結する前に買取代金の支払い条件やキャンセル料等について、しっかり内容を確認しましょう。また契約前にその買取業者の情報収集をしっかり行っておくと良いでしょう。
事例
★車を売却、引き渡し後に事故車と判明したので買取金額を下げると言われた。
★契約の3日後にキャンセルしたら、説明や記載のないキャンセル料を請求された。
★中古車を売却したが、何かと理由をつけて代金が振り込まれない。
消費者へのアドバイス
★査定して契約した後に、修復歴や事故歴を理由とした契約の解除や減額には応じる必要はありません!
★クーリング・オフはできないので、事前に契約書をしっかり確認しましょう!
★特にキャンセル条項や支払条件など、事前に必ず確認しましょう!※
キャンセル料に関しては、金額とともに、どの時点から発生するのか等についても理解したうえで契約することが重要です。契約書にないキャンセル料を請求された場合、あるいは契約書に定められた金額を上回るキャンセル料を請求された場合に、契約内容に従った対応を要求することができます。買取代金の支払いがなされるまで、車および移転登録書類等の引き渡しを延期することも一法です。
※車買取の事業者の団体である一般社団法人日本自動車購入協会では、「売却する車を事業者へ引き渡した翌日まではキャンセル料を払うことなく解約できる」等の内容を含む契約書のガイドライン(モデル約款)を作成しています。
◆少しでも不安に思ったら早めに消費生活センター等に相談する。