2023年10月3日 独立行政法人国民生活センター公表 見守り新鮮情報第463号より
「SNSを見て、公式通販サイトの広告と思い、リンク先になっていた通販サイトにアクセスして、代引き配達で注文した。後日、宅配業者に代金を支払って荷物を受け取り、開封して商品を確認したら偽物だった。」という「偽物」が届く通販サイトのトラブルが多く報告されています。
事例
SNSを見ていたところ、国内ブランドの下着の広告が表示された。公式通販サイトの広告と思い、リンク先になっていた通販サイトにアクセスして、ブラジャー2枚を5千円で代引き配達で注文した。後日、宅配業者に代金を支払って荷物を受け取り、開封して商品を確認したら偽物だった。通販サイトの画面は残しておらず、販売業者の情報はメールアドレスしかわからない。宅配業者には「荷物を開封した後は受け取り拒否にはできない。返金はできない」と言われた。送り状の依頼主の欄には、発送代行業者と思われる事業者の連絡先が記載されており、販売業者の情報は不明である。(60歳代)
ひとこと助言
★「偽物」が届く通販サイトには、
(1)大幅に値引きされている
(2)日本語の字体、文章表現がおかしい
(3)代引き配達しか選択できない
(4)送り状の依頼人が販売業者の名称とは異なっている
等の特徴がよく見られます。少しでも怪しいと感じたら取引は控えましょう。
★代引き配達で宅配業者等に代金を支払って商品を受け取ってしまうと、後で商品が「偽物」だとわかっても宅配業者からの返金は困難です。
★代金を支払う前に、送り状に記載されている「依頼人」の情報を確認し、注文した販売業者とは違う場合は、代金を支払わず、受け取りを拒否しましょう。
◆不安に思った場合や、トラブルが生じた場合は、すぐにお住まいの自治体の消費生活センター等へご相談ください(消費者ホットライン188)。