ペットを購入したら、先天性の病気があることがわかった

2023年3月20日公表 広島県消費者啓発情報よくある相談事例より

コロナ禍で在宅時間が増え、新たに犬や猫などのペットを飼う方が増えています。これに伴い、消費生活相談窓口に寄せられるペットに関する相談件数も年々増えています。

事例

ペットショップで30万円のミニチュアダックスフンドを購入した。しかし、後日先天性の病気があり、治療が必要となることがわかった。どのような対応をペットショップに求めることができるだろうか。(相談者・契約者当事者 20歳代、男性)

ひとこと助言

★ペットショップには健康なペットを引き渡す義務があるため、通常、購入後に先天性の病気にかかっていることが見つかった場合、買い主は治療費の負担などを求めることができます。
★ただし、ペットショップによっては契約書に特約を設けてお店の責任を限定している場合がありますので、まずは契約書の内容を確認し、店側がどこまで対応すべきと規程しているかを把握した上で、交渉するようにしましょう。
★なお、特約によって責任の範囲を限定している場合でも、消費者に一方的に不利な条項は、消費者契約法の規定によって無効となる場合があります。

上部へスクロール