「名義を貸して」は詐欺!

2023年1月19日 広島県警察本部生活安全総務課発行 犯罪情報官速報より

広島市内で80歳代の女性が、名義貸し名目の8800万円の詐欺被害に遭っています。

手口

1.自宅の固定電話に住宅メーカー社員を騙り、「介護施設の入居権が当たりました。必要なければ他の人に権利を譲ってください」と電話がありました。

2.権利を譲ることに同意すると、その後、「名義貸しは犯罪だ。トラブル解決費用として、宅配便で現金200万円を送るように」と犯人から指示されました。

3.いわれるままに現金を送付しましたが、更に弁護士を名乗る男からの電話で「金融庁が動いている。資産が差し押さえられるので、一旦、私に預けて下さい。」と説明されました。

4.複数回にわたって現金約8800万円を宅配便で送付して、現金を騙し取られました。                

ひとこと助言

★他にも未公開社債の取得権などのいろいろな名目で、名義を貸してほしいと言ってくる同様の詐欺にご注意ください。「名義貸しは犯罪」と脅され、お金を要求されたら詐欺を疑いましょう。

★「宅配便等でお金を送れ」は全て詐欺です。業者とやりとりしてしまっても、話をうのみにせず、絶対にお金を払わないでください。

★在宅中も留守番電話に設定し、知らない人の電話には出ないようにしましょう。

◆困ったときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。

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