ネット通販の契約はいつ成立する?

新型コロナウイルス感染症による外出自粛によりネットショッピングの需要が高まっていると言われています。ネット通販について知識を深めトラブルを防ぎましょう。

ネット通販の契約はいつ成立する?

対面販売の場合、販売業者「××円で売ります」、消費者「買います」と、その場で制約が成立します。しかしネット通販の場合、消費者の申込と業者の承諾に時間的なズレが生じます。どこで契約が成立するのでしょうか?
ネット通販では、消費者が申し込み、それを受け販売業者が承諾の通知を出し、その通知が消費者に届いた時点で契約が成立します。

入力ミスやクリックミスはどうなる?

▼1個のつもりが11個注文してしまった
▼1,000円と10,000円を見間違えた

こうした「ミス」は、「錯誤※1」による無効とみなされます(電子契約法)。とはいえ、「無効になるから適当でいい」わけではありません。注文入力後、数量や金額を確認し、訂正やキャンセルができるように表示されていたにもかかわらずミスした場合は、契約は有効とみなされ、錯誤による無効は認められません。※1申込者の意思と表示が一致せず、申込者自身がそのことに気付いていない状態。

信頼できる通販サイトは、必ずミス防止のための最終確認画面を設けています。そこでしっかり確認することが大切です。

こんな通販サイトに気を付けて!

★極端に安い。(最近は、あえてわずかに安いことも)
★前払いしか選べない。振込先が個人口座。
★会社概要・連絡先が不明。
★文字や文章に違和感がある。
★問い合わせ先がフリーメール。

気を付けて!フリマアプリとネットオークション!

これらはネット上で商品を売買しますが、運営会社は商品を売買する場を提供するだけです。あくまで個人間の取引になるため消費者保護の対象にはなりません。事業者との取引よりリスクがあることを十分認識したうえで、利用規約をよく読み、ルールとマナーを守って利用しましょう。

不安に思った時、トラブルにあった時はお住まいの自治体の消費生活センター等(消費者ホットライン188)に相談しましょう。

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