2021年12月7日 独立行政法人国民生活センター 子どもサポート情報第177号より
家庭用ゲーム機でもインターネットに接続でき、課金してアイテムなどが入手できるゲームがあります。オンラインゲームのルールについて、家族でよく話し合うことが大切です。
事例
息子が家庭用ゲーム機でゲームのポイントを入手するために、約7万円課金していたことが分かった。ゲーム機にはクレジットカードを登録している父親のアカウントしかなく、息子は父親のアカウントでゲームをしていた。息子は動画サイトでポイントの入手方法を見てその通りにやったと言い、課金されているとは知らなかったようだ。ゲーム機会社に返金を申し出たが、断られた。(当事者:小学生 男児)
消費者へのアドバイス
★最近の家庭用ゲーム機では保護者用と子ども用のアカウントを分けて管理できるようになっています。子どもが保護者の許可なく課金しないように、保護者用のアカウントを子どもに使わせることは避けましょう。
★保護者用のアカウントで子どもが課金した場合、子どもが課金したと証明することが難しく、未成年者取消しが認められないことがあります。
★子どもの予期せぬ課金を防ぐためにも、ペアレンタルコントロール(※1)機能を利用しましょう。
※1パソコンなどの情報機器で,親が子どもの利用環境を管理すること。またはその機能。子どもが利用できるコンテンツやソフトウエアの種類を制限したり,利用時間を制限したり,操作記録を取ったりする。
◆困ったときは、すぐにお住まいの自治体の消費生活センター等(消費者ホットライン188)にご相談ください。