2021年2月25日 独立行政法人国民生活センター公表資料より
全国の消費生活センターには、「勧誘され購入したが医師に不要と言われた」「試用なしで購入したが音がうるさい」等の補聴器に関する相談が寄せられています。
販売購入形態別の主な相談事例
【店舗購入】
★不安をあおられ購入したが、医師から耳は正常で必要ないと言われた。
★試用したものと違うタイプの補聴器を勧められたが、我慢できないほどうるさい。
★店舗で補聴器を購入したが、使ってみると聞こえづらいと言う。調整してもらったが改善しないので、クーリング・オフしたい。
【通信販売】
★誰でも装着可能という補聴器を購入したが、耳に合わない。
★雑音で使用できず返品したいが、電話がつながらない。
★ほしかった補聴器をインターネットで注文し代金を振り込んだが、商品が届かない。
【訪問販売】
★業者が自宅に上がり込み、断り切れずに契約してしまった。書面も渡されていない。
★同じ業者の訪問販売で、数年おきに何度も補聴器を購入させられた。
★説明を聞くために訪問を受けたが、契約せざるを得なくなった。
【その他】
★マスクを外した時に、片方の補聴器を紛失した。
消費者へのアドバイス
★店舗での購入は、クーリング・オフできません。
★聞こえにくいと感じたら、まず専門医の診断を受けましょう。
★契約前に自分に合った機器かどうかしっかり確認しましょう。
★1人で決めず、できるだけ周囲にも協力を求めましょう。
★通信販売では、事前に試用できないリスクや詐欺サイトに注意しましょう。
★使用時の紛失にも注意しましょう。
★トラブルになった場合は、最寄りの消費生活センター(消費者ホットライン188)等に相談しましょう。