2023年12月20日 広島県消費生活課公表資料より
点検・検査と称して訪問してきた業者に、ガス給湯器や電気温水器の買い替えを勧誘されて契約したものの、「あとから他の業者に聞くと数十万円も高かった」「給湯器の販売店に聞いたら買い替えは必要ないと言われた」「まだ使用できるのに高齢の親がよくわからず契約させられた」などとして、解約したいという相談が消費生活相談窓口に寄せられています。(フリーイラスト使用)
事例
★「ガスの無料点検を行う」「給湯器を検査する」などの電話があったので、ガスの点検・検査だと思って承諾したところ、地元ガス会社とは無関係な会社が来訪し、「今使われているのは古い機種なので、このままでは火事になる」「新しい給湯器にすると月々の光熱費が安くなる」「本日契約すると安くする」などと言われ、百数十万円もする高額なガス給湯器や電気温水器などに買い替えさせられた。
消費生活センターからの助言
★「無料で点検・検査する」と訪問してくる事業者には慎重な対応をしてください。
★給湯器の危険性や経済性を指摘されると冷静に判断できず、その場で即決してしまいがちですが、すぐに契約せず、まずは買い替えの必要性や、買い替えする場合の必要な機能や容量などについて販売店やメーカーに相談してみましょう。
★買い替えするときには複数の事業者から見積もりを取り、よく考えてから契約するようにしましょう。
◆なお、訪問販売により給湯器や温水器等の購入契約をした場合は、適正な契約書面を受け取った日を含めて8日以内であればクーリング・オフが可能です。
クーリング・オフの方法など、不安に思われることがあったら、消費者ホットライン(電話番号:188)または県やお住いの地域の消費生活相談窓口に相談してください。