県内の活動紹介 〜地域や関係者の取組〜
一般社団法人広島県銀行協会の金融犯罪に対する取組紹介
県内における平成26年の特殊詐欺の被害額は、11月末で約13億8,000万円に上り、平成25年の被害額を超えて過去最悪の状況となっています。
還付金詐欺や金融商品詐欺が急増している状況を踏まえ、一般社団法人広島県銀行協会では、本来の業務に加え、金融犯罪に対する注意喚起を行っています。
一般社団法人広島県銀行協会、専務理事の栗栖長典さん(写真左)、総務部長の佐野孝さん(写真右)に金融犯罪に対する取組についてお話を伺いました。
◆広島県金融機関防犯組合での取組
一般社団法人広島県銀行協会は、広島県金融機関防犯組合の事務局を務めています。
広島県内の金融機関で組織される広島県金融機関防犯組合では、広島県警とも連携し、本来の目的である強盗事件等の未然防止への取組だけでなく、振り込め詐欺等への被害防止対策にも力を入れて取組んでいます。
金融機関として「声掛け」など水際での阻止対策の重要性を再認識するとともに強化していくことが必要だと考えています。
◆一般社団法人全国銀行協会での取組
一般社団法人全国銀行協会では、全国的な金融犯罪防止キャンペーンを行っています。
全国銀行協会の要請により、広島県銀行協会でもキャンペーンを行いました。
平成26年度は、広島県警と協力し、平成26年10月15日、広島市本通商店街にて、チラシ、ティッシュ、マグネットの配布を行いました。
多くの皆さんにお渡しすることができました。
☆ 配布されたチラシの内容をご紹介します。
「家族で防ごう金融犯罪」 ・ストップ!振り込め詐欺 ・ストップ!投資勧誘詐欺 ・ストップ!ネットバンキング犯罪 |
◆銀行協会職員をかたる詐欺への注意喚起
銀行協会職員、銀行員、警察官などになりすまし、口座番号や暗証番号等を聞き出したり、キャッシュカードを預かったりして、預金をだまし取る事件が全国で多発しています。
☆銀行協会職員などが暗証番号を聞いたり、キャッシュカードを預かるようなことは一切ありません。
☆銀行協会の職員がお客様からの問い合わせに関する返答以外で電話をかけることはありませんので、このような電話や訪問を受けた場合には、最寄りの警察や取引銀行、銀行協会へご連絡ください。
◆相談窓口の紹介
銀行との取引について知りたいこと・お困りのことは、「全国銀行協会相談室」または「広島県銀行協会」へお電話ください。
銀行に関するご相談やご照会、ご意見・苦情を受け付けています。
[よくある相談]
・昔の〇〇銀行の通帳が出てきたけれど、どこの銀行に連絡したらいいの?
・預金保険制度って、何ですか?
・相続手続きには、どんな書類が必要ですか?
全国銀行協会相談室 ナビダイヤル 0570-017109
広島県銀行協会 082-246-7361
一般社団法人広島県銀行協会の取組について、とても熱心に説明をしてくださった栗栖さん、佐野さんありがとうございます。一般社団法人広島県銀行協会では、広島県警とも連携し金融犯罪に対する抑止・防止にご尽力されています。増え続ける金融犯罪に対してこのような活動が益々必要になってくると思われます。