高齢者が被害に遭いやすいトラブル ~電話・訪問編①~
2017年3月 広島県生活センター「ひろしまスクエアNo.42」より
高齢者がターゲットになる消費者トラブルが後を絶ちません。高齢者からの相談では、訪問販売や電話勧誘販売による強引な勧誘や判断不十分者契約がみられ、高齢になるほど悪質商法のターゲットになりやすくなっています。
最近相談の多い事例を、広島県生活センター発行の「ひろしまスクエア」から紹介します。
還付金詐欺
相談内容
市の健康保険課を名乗り「医療費の還付金が3万円ある。案内の封筒を送ったが、手続きがないので連絡した」と電話があった。「届いていない」というと、「今日中に手続きすれば還付金を受け取れる。携帯電話とキャッシュカードを持ってスーパーのATMに行くように。ATMの前から電話をかけてくれたら手続き方法について説明する」と言われたが、不審だ。(70歳代 女性)
アドバイス
★市役所や社会保険事務所など公的機関の職員をかたり、医療費等の還付金手続きのためにスーパーやコンビニ等のATMへ誘導して送金させる「還付金詐欺」の手口が横行しています。
★公的機関の職員が還付金受け取りのためにATM操作を行うよう電話することはありません。
★「期限が今日まで」などとせかし、冷静に考えたり周囲に相談したりする余裕を与えません。一度支払ってしまうと、お金を取り戻すことは極めて困難です。
2017年3月 広島県生活センター「ひろしまスクエアNo.42」はこちらから