冬に多発!高齢者の入浴中の事故
くらしの豆知識 2021年版 「身近にひそむ危険」より
11月26日は「いい風呂」の日です。高齢者が入浴中に溺れて亡くなる事故が、冬に多く発生しています。みんなで高齢者の事故を防ぎましょう。
高齢者はお風呂で溺れるリスクが高い
高齢者は、寒暖差などによる血圧の急激な変動で意識を失うことがあり、これが入浴中に起きると溺水事故につながると考えられます。
入浴中の事故は、持病や前兆がない場合でも起こるおそれがあります。「自分は元気だから大丈夫」と過信せず、家族や周囲の人も一緒に事故を防止するよう心掛けることが大切です。
事故を防ぐポイント
★暖房などを利用し、入浴前に脱衣所や浴室を温めておく。(暖房がない場合、
シャワーを使ってお湯張りをしたり、浴槽のふたを外しておくとよい。)
★湯温は41度以下、湯につかる時間は10分までを目安にする。
★浴槽から出るときは急に立ち上がらず、手すりや浴槽のへりを使ってゆっくり
立ち上がる。
★食後すぐや、飲食後のアルコールが抜けていない状態での入浴は避ける。
★精神安定剤、睡眠薬などの医薬品服用後も入浴を控える。
★入浴する前に同居者に一声かける。
★同居者は、入浴中の高齢者の動向に注意し、異常を感じたら声をかける。
<参考>
冬季に多発する入浴中の事故に御注意ください!(消費者庁News Release )