「老人ホームの入居権を譲ってください」こんな電話は詐欺!
~「名義貸しは違法だ」などとトラブルに巻き込む手口~
2015年4月16日 広島県警察本部 安全安心推進課 犯罪情報官速報より
事例
3月下旬、広島市中区に居住の女性(80歳代)方に、「あなたが老人ホームの入居権を譲ったせいで大勢に迷惑がかかっている。解決するために現金を送れ」などと電話があり、女性がATMで現金を準備した後、自宅近くの商店からゆうパックで現金を送ろうとしましたが、店員の適切な対応により、被害にあわずに済んでいます。
具体的な状況
女性方に、「あなたには老人ホームの入居権がある。不要であれば権利を譲って欲しい」などと電話があり、女性が承諾したところ、後日、別の男から「あなたが権利譲渡したせいで、迷惑がかかっている。問題を解決するために現金を送れ」などと現金を要求されたため、女性が現金を準備して、自宅近くの商店からゆうパックで発送を依頼
⇒ 店員が、伝票に宛先が記載されていないことを不審に思い、女性の息子に電話で経緯を説明し、家族が女性から事情を詳しく聞いて詐欺と判明
被害防止のポイント
★即断より相談!
電話で現金を要求された場合は、詐欺の可能性があります。一人で決めないで、必ず家族や周囲の人、警察などに相談しましょう。
★詐欺の手口を知りましょう!
最近、「老人ホームの権利を譲って欲しい」と持ちかけて、後日、「名義貸しは違法だ」などとトラブルに巻き込んで現金を要求する手口が増えています。騙しの手口を知ることが自分を守るために大切です。
2015年4月16日 広島県警察本部 安全安心推進課 犯罪情報官速報はこちらから