消費者トラブル撃退!“だまされん”って思っとらん? Vol.3
広島県生活センター 「消費者トラブル勉強ノート」より
消費者トラブルに巻き込まれないようさまざまな事例と対策を学びましょう。
情報化社会の今、悪質業者も日々新しい商品や手口を考え、高齢者の財産などを狙っています。被害を未然に防止するためには、自分自身が消費者トラブルについて関心を持って学ぶことが大切です。広島県生活センター発行の「消費者トラブル勉強ノート」より、さまざまな事例を紹介します。
事例③ ダイヤモンドの劇場型勧誘
倍の値段で買い取ると言われ150万円のダイヤモンドを購入。
ある日、A社からTさん宛にダイヤモンドのパンフレットが届きました。後日、B社から電話があり「パンフレットが届いた人しか買えない。代わりに購入してくれたら、倍額で買い取る」と言われました。それなら、と早速150万円分購入したTさん。しかし届いたダイヤは粗悪品で、買い取ると言ったB社とは連絡が取れなくなってしまいました。
複数の業者が登場する劇場型勧誘に注意。
販売業者が提供する商品やサービスを別の業者が買い取ると勧誘する、典型的な「劇場型勧誘」の手口です。
ポイント1 実際に買い取られたケースはなく、一度お金を支払ってしまうと取り戻すことは困難です。
ポイント2 勧誘電話が多くかかる場合、留守番電話機能を利用し、必要に応じてかけ直すなどの対策も有効です。