消費者トラブル撃退!“だまされん”って思っとらん? Vol.11
広島県生活センター 「消費者トラブル勉強ノート」より
消費者トラブルに巻き込まれないようさまざまな事例と対策を学びましょう。
情報化社会の今、悪質業者も日々新しい商品や手口を考え、高齢者の財産などを狙っています。被害を未然に防止するためには、自分自身が消費者トラブルについて関心を持って学ぶことが大切です。広島県生活センター発行の「消費者トラブル勉強ノート」より、さまざまな事例を紹介します。
事例 ⑪ 次々販売トラブル
次々に布団を買わされ、気づけば200万円も契約。
一か月前に訪問販売で布団を購入したSさん。以来、度々業者が訪ねて来るようになりました。Sさんが「いらない」と断っても、業者は強引に部屋に上がりこんで、新しい布団を置いて行き、次々に契約してしまった結果、支払い総額が200万円を超えました。年金暮らしのSさんは支払いに困り、必要のない布団は解約したいと思いました。
身近な人の気配り、声掛けで被害防止。
一人暮らしの高齢者を狙い、次々と購入させる悪質商法です。
身近な人の気配り、声掛けが被害の防止に役立ちます。
ポイント1 訪問販売はクーリング・オフの対象です。解約したいと思ったときはすぐに相談しましょう。
ポイント2 クーリング・オフ期間を過ぎても、過量販売や不適切な勧誘があった場合は取消できることもあります。