電気・ガス点検装う強盗、全国で多発…
電気やガスの点検業者等を装って住宅に侵入し、現金などを盗む事件が全国で増えています。
事例
●自宅に若い男2人が電気点検業者をかたって訪問してきた。2階で男の点検に付き添っている間、1階にいたもう1人の男に現金数十万円の入った金庫を盗まれた。(80歳代男性)
●ガス点検と言って訪問してきた男に、突然布で目隠しされ、手足を粘着テープで縛り「金を出せ」などと脅された。室内にあった現金と、暗証番号を聞き出した上で数枚のキャッシュカードを奪われ、50万円を引き出された。(60代女性)
●消防点検と言って訪れた男が流し台の下を調べていたが、突然顔面を殴打。粘着テープで手足を縛られ、現金約3万円とキャッシュカードを奪われた。(90代男性)
被害防ぐために必要なポイント
★突然の訪問は疑う!
電気ガスの安全調査などを行う場合、突然訪問することはなく、事前に調査の日時や担当者の氏名を記したビラが配布されます。事前の知らせがない点検であれば、家に招き入れる前にチェーン越しで、相手の氏名や会社名を確認し、怪しい場合は警察や業界団体などに通報しましょう。
★服装で信用しない !
作業服姿で名札や名刺を提示されても、服などが偽物の恐れがあります。見た目だけの判断は禁物です。
★すぐに上げない !
常に留守電にすること、防犯対策用の録音付き電話にすること、約束のない訪問者を家に上げないことが犯罪に巻き込まれないために重要です。
不安に思ったら、消費者ホットライン( 188)、警察(#9110)等にご相談ください。