エアコン・扇風機の事故に注意
~6月から急増!火災事故~
2019年6月27日 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE) 発表資料より
気温が上がり、エアコンや扇風機を使う機会が増えてきます。毎年6月から8月はエアコン及び扇風機の火災事故が多く発生します。エアコンや扇風機の使用を開始する前に製品に異常がないかを確認し、事故を未然に防ぎましょう。
また、リコール対象製品による事故も発生しているため、お持ちの製品がリコール対象か否かを確認してください。
エアコンの事故事例
【事例1】エアコンのファンモーターの製造工程上の不具合により、ファンモーターに内蔵されたコンデンサーがショートし、発熱・発火し、出火する事故が発生した。なお、製造事業者は2014年10月17日よりリコールに基づく製品の点検・修理を実施していたが、使用者がリコールを把握していたかは不明である。(2017年 8月、滋賀県、男性)
【事例2】使用者の知人が室内機と室外機を接続する配線を延長するために一旦切断し途中接続したため、接続部で接触不良が生じて異常発熱し、出火する事故が発生した。なお、据付工事説明書には、「配線は途中接続しない。感電、火災の原因になる。」旨、記載されている。(2018年2月、埼玉県、性別不明)
エアコンの注意事項
★リコール製品による事故を防ぐため、お持ちの製品がリコール対象かどうかを確認してください。リコール製品をお持ちの場合は、不具合が生じていなくても使用を中止し、お買い求めの販売店や製造・輸入事業者に相談してください。
★設置などが適切な形で行われているか確認してください。また、改造などで不適切な取り付けを行わないでください。
扇風機の事故事例
【事例3】約41年の長期使用により、内部の電気部品が劣化して出火する火災が発生した。(2017年10月、兵庫県、女性)
扇風機の注意事項
★扇風機内部の電気部品は長期の使用により劣化するので、動きが悪い、動かなくなった、モーターから異音がする、異常に発熱する、焦げ臭いにおいがするといった症状が出た場合は、発熱や発火のおそれがあるため、使用を中止してください。
★使用しないときは電源プラグをコンセントから抜いてください。
※リコール製品による事故を防ぐため、お持ちの製品がリコール対象かどうかを確認してください。
NITEホームページにおいて、1989年度以降に製造事業者、販売事業者などの事業者が行ったリコール情報を収集したデータベースを公開しており、リコール情報の検索を行うことができます。
https://www.nite.go.jp/jiko/jiko-db/recall/search/
2019年6月27日 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE) 発表資料はこちらから