「名義を譲ってください」は詐欺師の言葉!!
2017年1月24日 広島県警察本部 生活安全総務課 犯罪情報官速報より
内容
先日、廿日市市の80歳代の女性に対し、大手企業の社員を名乗る犯人から
「あなたに株を購入する権利が当選した」
「株に興味がないなら権利を譲って」
という電話がありました。
名義の譲渡を女性が同意したところ、後日、弁護士を名乗る犯人から電話があり、
「名義貸しは違法だ。警察に逮捕される。和解するにはお金が必要」
などと言われ、コンビニから現金200万円を宅配便で送る被害が発生しました。
広島県内各所で、同種の電話が架かってきています。今後も発生するおそれがありますので、注意してください!
だまされないために
★ 犯人は、「後で返金する」などと言葉巧みにお金を要求してきます。
★ 「名義を譲ってください」は、詐欺の手口!
★ 現金を宅配便や郵便で送れという指示は、すべて詐欺!!
★ このような電話があったら、すぐに110番通報をしましょう!
同様の事例を広島県警メールから紹介
尾道市内の女性宅に、架空請求詐欺の電話がかかってきています。 大手商事会社の社員を名乗り、大手食品会社の「権利を買ってください」という内容のものです。被害者が断ったところ、犯人は「では他人に譲っても良いですか」と話したことから、被害者が「どうぞ」と答えると、10分後に再度、「あなたの名義で他の方が1,000万円分購入しました」と連絡がありました。 |
佐伯区内の高齢女性方に電話があり、男が「老人ホームへの入居権が当たりました」と言いました。女性は断りましたが、さらに「それでは、他の人に権利を回すようにします」などと言ってきたそうです。女性は、電話の内容を不審に思い、すぐに警察に相談した結果、この電話が詐欺犯人からのものと分かりました。 |
三次市内の複数のお宅に、大手商事会社や大手生命保険会社をかたり、「株購入の権利が当たった」と話を持ちかけ、これを断ると更に、「株を購入する権利を譲って欲しい」「購入するための名義を貸して欲しい」という詐欺の電話が架かっています。 |
府中市内で、銀行や食品会社の社員を名乗り、お金をだまし取る特殊詐欺の被害が発生しました。 被害者は高齢女性で、犯人らに「後日返すので、お金を送ってください」などと言われ、家族に相談することなく、宅配便で200万円を送金させられたものです。 |
2017年1月24日 広島県警察本部 生活安全総務課 犯罪情報官速報はこちらから
(啓発用資料としてご自由にご活用ください)