「墓を引っ越しする」と言ったら、寺から高額な費用を要求された
2017年7月26日 独立行政法人国民生活センター 見守り新鮮情報第286号より
墓を撤去し、遺骨を他の寺などの墓に移す際に、高額なお布施(檀家をやめるときに寺へお礼として慣習的に支払う、いわゆる「離檀料」)を要求されたという相談が寄せられています。
内容
遠方の寺の檀家となっており、亡くなった両親の遺骨や先祖の位牌がある。高齢で、遠くまで墓参りに行けないので、遺骨等を家の近くの合同納骨堂に移したい。寺に問い合わせると「250万円支払うように」と言われた。支払うべきなのか。(70歳代 女性)
ひとこと助言
★こういったお布施については明確な基準等はないため、金額に納得がいかない場合は、基本的には寺と話し合うことになります。
★墓の引っ越しは勝手にすることが出来ず、一般に、墓地管理者である寺から「埋蔵(埋葬)証明書」をもらったうえで自治体に申請し、「改葬許可証」を受け取ることが必要です。
★また、一般的に墓を移転する際は、墓を撤去し更地にする費用、新たな墓の購入費等が必要となります。
★少しでも不審に思うことがあれば、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。
2017年7月26日 独立行政法人国民生活センター 見守り新鮮情報第286号はこちらから
(啓発用資料としてご自由にご活用ください。)