消費者トラブル撃退!“だまされん”って思っとらん? Vol.20
広島県生活センター 「消費者トラブル勉強ノート」より
消費者トラブルに巻き込まれないようさまざまな事例と対策を学びましょう。
情報化社会の今、悪質業者も日々新しい商品や手口を考え、高齢者の財産などを狙っています。被害を未然に防止するためには、自分自身が消費者トラブルについて関心を持って学ぶことが大切です。広島県生活センター発行の「消費者トラブル勉強ノート」より、さまざまな事例を紹介します。
事例⑳ 海外宝くじのトラブル
海外宝くじの当選金を受け取るため手数料を支払い続ける父親。
一人暮らしをしているYさんの父親が「生活費が足りない」と言い始めたので訳を聞くと、海外宝くじの受取手数料が原因でした。海外から「当選」を知らせるダイレクトメール(DM)が届き、その度に3~5千円の手数料を振り込んでいました。しかし、実際に当選金が届いたことはなく、Yさんは父親と一緒に消費生活相談窓口に相談することにしました。
海外宝くじのDMは絶対に無視すること!
海外の宝くじは、国内で購入するだけで消費者が違法性を問われる可能性があります。絶対に申し込んではいけません。
ポイント1 送られてくるDMに反応すると、更に沢山のDMが送られてくることも。無視をして、処分しましょう。
ポイント2 海外の業者が関連するトラブルは、一度支払ってしまうと被害の回復が困難です。未然防止が肝心です。
★高齢者宅に不審なDMが届いていないか注意してください。