大きなリスクも!「アパートを建てませんか」という勧誘にご注意!
2018年10月23日 独立行政法人国民生活センター 見守り新鮮情報第320号より
事業者が建物所有者から賃貸物件を一括して借り上げ、賃借人に転貸する、サブリースというアパート経営があります。管理の手間をかけずに一定の家賃収入が見込めるメリットを感じますが、リスクもありますので注意が必要です。
内容
所有する土地の相続について悩んでいたところ、「賃貸アパートを建設しないか」と電話があった。来訪してもらい話を聞くと、入居者を集め家賃も保証し、修繕管理もしてくれるという。相続税対策になると聞き、その気になって高額な契約をしてしまった。しかし、建築費の融資を受けなければならないし、無理な契約をしたと後悔している。(70歳代 男性)
ひとこと助言
★「家賃保証」とうたっていても、家賃相場や入居状況の悪化等により見込み通りの収入が得られない場合があります。また、高額なローンを組むこともあり、ローン返済の他に、老朽化による修繕費用等、契約後の追加の出費も必要になります。
★よい話だと思っても、一人では判断せず、家族や周りの人に相談し、事業者から契約内容や事業計画、家賃収入が減る等のリスクについて説明を受けるなど、十分理解した上で契約の判断をしましょう。
★不安に思ったら、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。
2018年10月23日 独立行政法人国民生活センター 見守り新鮮情報第320号はこちらから
(啓発用資料としてご自由にご活用ください。)