消費者トラブル撃退!“だまされん”って思っとらん? Vol.15
広島県生活センター 「消費者トラブル勉強ノート」より
消費者トラブルに巻き込まれないようさまざまな事例と対策を学びましょう。
情報化社会の今、悪質業者も日々新しい商品や手口を考え、高齢者の財産などを狙っています。被害を未然に防止するためには、自分自身が消費者トラブルについて関心を持って学ぶことが大切です。広島県生活センター発行の「消費者トラブル勉強ノート」より、さまざまな事例を紹介します。
事例⑮ 冠婚葬祭互助会トラブル
お得と思い、葬儀プランを契約したけど、家族には「必要ない」と言われた。
ある日、Iさんの家に冠婚葬祭互助会の営業担当がやってきました。葬儀代が安くなると言われ、話を聞くことにしました。「月々掛け金を積み立てておけば、いざという時25万円で葬儀ができますよ」という言葉に、Iさんは、いずれ必要になるものだからと契約。しかし、家族からは「必要ない」と言われ、契約をやめたいと思いました。
約款を理解した上で契約しましょう。
いざという時の出費に備え、加入している人も多い中、トラブルの相談もあります。
ポイント1 訪問販売はクーリング・オフが可能です。必要ないと判断した場合は、すぐに手続きしましょう。
ポイント2 冠婚葬祭互助会の積立金には利息がつかず、解約するにも手数料が必要です。実際に利用するときに追加費用がかかることもあります。