インターネット使用中に突然表示される偽セキュリティ警告画面にご注意!
2018年11月7日 独立行政法人国民生活センター 発表情報より
インターネットを使用中に突然「ウイルスに感染している」等の警告画面が表示され、不安になり慌ててセキュリティソフトやサポートを契約してしまったところ、実際には偽の警告画面と思われ不要な契約だったという相談が多く寄せられています。
相談事例
【事例1】パソコンに突然「ウイルスに感染した」と警告画面が表示され、電話でサポートの契約をした
パソコンでインターネットを使用していたところ、突然「ウイルスに感染した」と警告画面が表示された。大手セキュリティソフト会社のロゴと思わせる表示もあり記載の電話番号に電話したところ、遠隔操作ソフトのインストールを指示された。さらにクレジットカード情報の入力を求められ、不安に思いためらっていると、「今すぐ対処しないと危険」と言われ、入力した。約1時間の操作後、「3年間のサポート契約を含め10万円」と言われた。(30歳代 男性)
【事例2】パソコンから突然鳴った警告音をきっかけにサポート契約をしたが解約ができない
パソコンでインターネットを使用していたところ、突然「ビー」と大きな警告音が鳴り、画面に「ウイルスに感染している」と表示されたので驚いた。画面に電話番号が表示されていたので電話すると、外国人と思われる人が出て「ウイルスに感染しているので対処する必要がある。3年間のサポート契約をするように」と片言の日本語で言われた。承知して代金5万3,000円はクレジットカードで支払うことにした。事業者は遠隔操作で何か作業をした。不審な気がしたので解約したいとメールを送ると、「今回の作業料として3万8,000円をもらう。残り1万円を返金する」と言われた。金額が合わず不審に思い、詳細をメールで送ってほしいと頼んだがまだ届かない。(60歳代 女性)
消費者へのアドバイス
(1)警告画面が表示されてもうのみにせず、慌てて連絡や契約をしないようにしましょう
警告画面が表示されても慌てて事業者へ連絡したりセキュリティソフト等の契約をしたりしないようにしましょう。表示された警告画面が偽の表示と考えられる場合は画面を閉じ、偽かどうかの判断がつかない場合は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の情報セキュリティ安心相談窓口へ相談しましょう。
また、セキュリティソフト等を契約しインストールしてしまった場合や警告画面が消えない場合等の対処方法についても、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のホームページを参考にしたり情報セキュリティ安心相談窓口に相談したりしましょう。
*独立行政法人情報処理推進機構 情報セキュリティ安心相談窓口
https://www.ipa.go.jp/security/anshin/
(2)不安に思った場合やトラブルになった場合は、消費生活センター等に相談しましょう
セキュリティソフト等を解約したいと思った場合は、事業者のホームページや事業者から届くメール等に解約に関する記載がある場合がみられるので、それらを参考に事業者へ解約を申し出ましょう。
解約の方法が分からない、解約ができない等、不安に思うことやトラブルが生じた場合には、最寄りの消費生活センター等に相談しましょう。
*消費者ホットライン:「188(いやや!)」番
2018年11月7日 独立行政法人国民生活センター 発表情報はこちらから