海外リゾート会員権「タイムシェア」契約は慎重に
2017年6月27日 独立行政法人国民生活センター 見守り新鮮情報第284号より
年に数回程度、海外のホテルなどのリゾート施設の1室を利用できる海外不動産所有権付きリゾート会員権「タイムシェア」に関して、高額な管理費がかかることが後で分かった、旅行シーズンには予約が取れないといった相談が寄せられています。
内容
空港で、ハワイ旅行が当たるという抽選をしたところ、「高級ホテルの『タイムシェア』の説明会に参加すると1万円の商品券がもらえる」と言われ、1カ月後に出向いた。「ハワイのホテルの1室についてタイムシェアの契約をすれば、隔年で1週間利用できる。今日契約すれば代金を割引し、10万円分のポイントも付ける」と3時間半も勧誘されたが、仕組みはよく理解できなかった。時間が欲しいと言ったが、執ように今日決めるように言われ、日本語や英語の契約書にサインしてしまった。(60歳代 男性)
ひとこと助言
★旅行の高揚感やその場の雰囲気にのまれて契約してしまうケースもあります。執ような勧誘を受けてもセールストークをうのみにせず、支払総額や利用状況、解約条件や方法について、契約前によく確認しましょう。
★金券や食事券等の特典を提示されても安易に説明会に参加しないことも大切です。
★困ったときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。
2017年6月27日 独立行政法人国民生活センター 見守り新鮮情報第284号はこちらから
(啓発用資料としてご自由にご活用ください。)