格安スマホ(スマートフォン)の契約トラブルを防ぐために
広島県生活センター発行 くらしのフレッシュ便 No.122(平成30年5月号)より
広島県生活センター発行の「くらしのフレッシュ便」より、広島県内の消費生活相談窓口に寄せられた相談事例を紹介します。
相談内容
ショップで「月3,000円で使えるスマートフォンがある」と説明を受け契約した。しかし、後日支払額を確認したところ、様々なオプションサービスが付与されていたため、説明時の金額とは大きく異なる14,000円を請求されていた。高額なため、解約したい。(50代女性)
アドバイス
相談の途中で、販売店から相談者に説明不足との謝罪が電話であり、販売店側からより少額なプランの申し出があったため、相談を終了しました。
近年、いわゆる“格安スマホ”などの携帯電話を利用する方が増えていますが、それに関するトラブル件数も増加しています。特に、今までどおりのサービスが安く受けられると思っていたのに、実際はサービス内容が違っていたというトラブルが目立ちます。格安スマホ会社の料金設定は比較的安価ですが、自分が契約しようとしているサービスの内容を十分に理解し、今まで契約していた携帯電話会社と違う点もあることに注意して利用することが大切です。具体的には、以下の点に注意するようにしましょう。
~トラブル防止のために~
1.自分の現在の利用状況を確認した上で、ホームページやパンフレット等で、格安スマホ会社が提供しているサービスを確認しましょう。
2.今まで使っていたスマートフォンなどの端末を引き続き使えるかどうか確認しましょう。
3.中古端末を購入する場合、「ネットワーク利用制限」対象の端末ではないか確認しましょう。
4.格安スマホ会社の回線を利用するための手続きと、利用開始日を確認しましょう。
5.トラブルになった場合は、最寄りの消費生活センター等に相談しましょう。
※ここに紹介する相談事例は一つの参考例です。同じような商品・サービスに関するトラブルであっても、個々の契約等の状況などが異なれば、解決内容も違ってきます。
広島県生活センター発行 くらしのフレッシュ便 No.122(平成30年5月号)はこちらから