夏 くらしの中のかくれた危険
~製品事故を防止して、楽しい夏を!!~
2015年7月 nite(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)リーフレットより
NITE(ナイト)で収集した事故情報の中から、夏の製品事故について事故事例と事故防止のポイントをわかりやすくまとめています。皆様のまわりの高齢者の方に注意喚起をお願いします。
古い扇風機で火災
部品が劣化して発火するおそれがあります。
【事例】 使用中の扇風機が発火し、周辺を焼く火災が発生した。
【原因】 約36年の長期使用により扇風機の部品が劣化してショートしたため、発火したものです。
【次の症状はありませんか?】
このような症状があれば、電源プラグを抜いて使用を中止してください。
①スイッチを入れてもファンが回らない
②ファンの回転が遅かったり、不規則だったりする
③モーター部分が熱い、焦げ臭い
④モーターから異常な音がする
⑤コードが折れ曲がったり破損している
⑥スイッチを入れても回らないが、叩くと回り出す
★高齢者の家や施設などで古い扇風機を見かけた場合は、これらの症状がないか確認をお願いします。
エアコンから出火
【事例】 エアコンの運転を開始したところ、エアコンとその周辺を焼く火災が発生した。
【原因】 エアコン洗浄液がファンモーター部分に付着したままだったため、トラッキング現象が発生して発火したものです。
★エアコンの内部洗浄は高い専門知識が必要です。洗浄剤が電気部品などに付着すると絶縁部を電流が流れるトラッキング現象が発生し、発火するおそれがあります。洗浄の際は購入店に相談してください。
携帯電話機やスマホにかかわる事故
★発熱や発煙、発火のおそれがあります。以下のことに注意しましょう。
・一度まがってしまったコネクターは使用しない。
・コネクターは接続の方向を確認してまっすぐに差し込む。
・接続するとき、無理に力をいれない。
・汗や飲料水、ペットの尿など液体がコネクターにかからないようにする。
・コネクターに金属やごみなどを付着させない。
2015年7月 nite(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)リーフレットはこちらから
(啓発用資料としてご自由にご活用ください。)