“ニセ”消費生活センターを案内する新手の架空請求の手口にご注意!
2019年7月18日 独立行政法人国民生活センター 発表資料より
「利用料金が未納である」というメッセージがSMSで届き、記載された電話番号に電話をしたところ、ニセの消費生活センターを案内され「お金を支払うように」とウソの助言をされるという新手の架空請求の手口に関する相談が、国民生活センターに寄せられています。
相談事例
1.携帯電話に「利用料金が未納」「本日中にご連絡ください」等、消費者からの連絡を求めるような架空請求メッセージが届きます。
2.メッセージに記載された電話番号にかけると、架空請求業者につながり、30万円を請求されてしまいました。
消費者が「心当たりはないので、国民生活センターに相談します」と言うと、「その窓口は、今の時間は相談を受け付けていない」と言い返されます。
3.架空請求業者は「今の時間でも相談を受け付けている消費生活センターがある」と言って、電話番号を案内し、電話をかけるように仕向けます。
消費者がその番号に電話をかけると…
4.消費者がかけた電話は、ニセの消費生活センターにつながってしまいます。
消費者は本物の消費生活センターにつながっていると思っているので、ニセ消費生活センターの「30万円は支払う必要がある」というウソのアドバイスを信じて支払ってしまいました。
消費者へのアドバイス
★消費生活センター等への相談は、局番なしの「188(いやや!)」に電話しましょう!
消費生活センターに相談しようとしていることを逆手にとり、架空請求業者がニセの消費生活センターの電話番号を電話口で案内する新手の手口が見られます。架空請求業者から案内される番号にかけると、消費生活センターになりすました業者から「お金を支払うように」とウソのアドバイスをされてしまいます。
消費生活センター等の相談受付時間外の場合であっても、慌てずに、翌日相談しましょう。
また、消費生活センター等へ相談する場合は、「188(いやや!)」に電話、と覚えておきましょう。「188(いやや!)」は、最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。
★不審なSMSやメール、ハガキが届いても絶対に連絡してはいけません!
「料金が未納」等と書かれたSMSやメール、ハガキに記載されている連絡先に連絡してしまうと、相手とのやり取りの中で自分の情報を相手に知られてしまい、その情報を元にさらに金銭を請求される可能性があります。身に覚えのない場合は、絶対に連絡してはいけません。
2019年7月18日 独立行政法人国民生活センター 発表資料はこちらから