災害に付け込んだ悪質商法に警戒を
平成30年7月5日からの大雨により被害を受けられたみなさまに、心からお見舞いを申し上げます。
こうした災害の後は、被災者の不安や支援したいという人の善意に付け込んだ悪質商法が発生するおそれがあります。
過去の災害発生時に寄せられた相談事例やアドバイスを紹介しますので、見守りの際の参考にしてください。
過去の災害発生時に寄せられた相談事例
【事例1】
浸水した家屋を業者が訪れ、床下換気扇等をすすめられて、契約したが高額なので解約したい。
【事例2】
屋根の無料点検後、このまま放置すると雨漏りすると言われ高額な契約をさせられた。
【事例3】
高齢の母宛てに「土砂災害の被災者が入りたがっている老人ホームのパンフレットを間違えて送ってしまった」と不審な電話があった。
消費者へのアドバイス
【修理・工事等】
住宅の修理や工事に関する契約は、高額になることもあるため、周囲の人に相談するなど慎重に検討してください。可能であれば、複数の事業者から見積りを取るようにしましょう。
訪問販売や電話勧誘販売で契約した場合は、法定書面を受け取った日から8日間は「クーリング・オフ」ができます。
【寄付金・投資勧誘等】
被災者への親切心に付け込むような怪しい勧誘には取り合わず、きっぱりと断るようにしましょう。
また、寄付金や義援金は、募っている団体の活動状況やお金の使い道などを確認してからにしましょう。
【相談窓口を利用しましょう】
困ったときや、不安に思うことがあるときは、一人で悩まずにお近くの消費生活相談窓口(☎188)へ相談してください。